[120912]

OLYMPUS FE-200ジャンクを買って、修理に失敗しました

先回、液晶ガラスを割ってしまったFE-5050のリベンジで、同じ5倍ズームのこのFE-200ジャンクを買って来ました。(\799税込み)

これは、買った時はレンズが収納されていて正常品かと思ったのですが、バッテリを入れて電源ONにして動作させてみたら、レンズが途中で戻らなくなる不良でした。(成る程!)

FE-5050に比べると、バッテリには大き目のLI-10B、LI-20BOLYMPUS C-770など用)が使えますが、本体の重さも大分重い!(約190g 左写真<クリック>)

レンズ部の不具合を修理してみたのですが、やはり上手く治せず...これも、リベンジ失敗でした。orz
また、これの液晶パネルをFE-5050に使えないかと思ったのですが、そうは問屋が卸さなかった。(すごすごと廃棄袋へ)
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症状と分解
当初バッテリを装着して、電源ボタンを押したら素直にレンズ部は繰り出したのですが、電源をOFFしたらレンズ筒が戻る途中でガキッと停止。(ギョッ!)

レンズ筒は、傾いて止まっています。(左写真)
無理に手で少し戻して、レンズ筒が垂直なるようにしながら、収めるようにすれば何とか“完全収納”は出来たのですが。
でも、電源を入れる度に、こんなことをしているようではダメですね。

もうこれは、レンズ筒内を調べないと、どうにもならず!
そこで、分解に掛かったのですが、主基板を外すのに、7〜8箇所リード線の半田付けを外す必要がありました。(左写真<クリック>)

レンズ部の分解
あちらこちらのビスを外して、やっとレンズ部だけを取り出すことが出来ました。(左写真)

この次は、CCD搭載板の取り外しですが、そこここにフレキの半田付け箇所があって、これらを外す必要があります。(左写真<クリック>)

こうした箇所は、可動テストをする度に一々接続しますが、やがて折れたり、千切れたりして後で面倒なことになります。
今回も、5〜6回やり直している内に、駆動モータのフレキ線の一部を破損してしまった!これは、補助リード線を使って補填しましたが、当然発生する問題!

だから、何とか一発で決めたいものですが、不具合箇所が同定/確定出来ていない時には、所詮無理な話!だから、もう諦めてます。(泣)

破損部
幾度も、レンズ筒を電動で出し入れしたり、ギアの一つを外して手動で動かしたりして確かめたら、どうも3箇所あるガイドの1箇所の頭が折れてしまっているらしい。(左写真)

他の2箇所のガイド(小山)はしっかり残っている(左写真<クリック>)のですが、ここのように削れたり折れていると、レンズ筒がちゃんと収納されなくなるようです。

これに「別パーツ」を2液混合接着剤などで留めてみたけど、簡単に剥がれてしまいます。
これは、(多分油脂分が残っていたせいもあるでしょうけど、毎度ながら、接着が一発で上手く行った験(ため)しが無い!)当苑では毎度お馴染みの情景なのです。(諦)

補填と整形、結末
止むを得ず、「プラリペア」の補修材をそのまま固めて、後でナイフや細ヤスリで整形しました。(左写真)

しかし、ここに補修材を盛り付ける時に、液が溢れて周りのプラスチックまで溶かしてしまったようで、其処此処が少々変形していました。(これは拙かった!)

何度も修正を繰り返して状態を見たのですが、完全には良くならず。やはり、最後の段階でレンズ筒が詰まってしまいます。
やるほどに悪くなって来ましたので、遂に諦めて、そのまま再組み立てしました。電源を入れても、赤LEDが点いたりして、もうこれはダメだ!(左写真<クリック>)
(・・・ 廃品袋行き!)

液晶モジュールの外観
当初、これの液晶モジュールが、FE-5050に使えないか?と期待していたのですが、残念ながら、フレキの出し方が90度も違っていました。
これに加えて、端子本数がFE-5050は特殊構造の39本ですが、このFE-200は42本でした。

まぁ、これは廃棄せずに、何かの役に立つかもしれないので、暫く保存しておきましょうか?

(?いや、多分立たないでしょう!こうやって残しておいても、再利用出来た例は殆ど無いし、“儚い希望”だけで置いておくと、ゴミとして溜まるばかり。結局、穴埋めに同じ機種のジャンクを買い足したりすると、楽しくない上に、コスト・パフォーマンスが落ちてしまう)

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